2015年11月6日金曜日

新・奴国展 ギャラリートークのひとまく



「新・奴国展」では毎週水曜日の午後1時30分から1時間程度のギャラリートーク(展示解説)を行っています。11月4日は私・木下の当番でした。

お客様は10人程度。どこから来られるかわからないので、最初に伺ってみました。すると長崎・名古屋、そして私の地元・京都の方が偶然いらっしゃいました。意外に遠方から来ていただいているのだなあと実感できました。

解説終了後声をかけていただいた京都の方は、京都府埋蔵文化財調査研究センターの発掘作業員さんで、城陽市で3世紀、邪馬台国時代の大溝が発見されたという最新情報や、学生時代私が府のセンターでお世話になっていたことなど、話が弾みました。「実際に見てみないとわかりませんね。」と物量の多さにも感嘆されていました。

 私も「九州のすごさ」を実感した関西人の一人です。
北部九州でも遠く名古屋近隣の東海系土器が出土していますし、長崎県の壱岐・対馬は列島と大陸を結ぶ重要ルート。お客様のことがわかるとそういう話ができる。

ギャラリートークは聞いていただく側にも説明する側にも「お得な時間」なのかもしれません。

学芸課:木下(ギャラリートークでお待ちしています)

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