2016年3月5日土曜日

柳桜唐美人図屏風~アール・ヌーヴォーのガラスからコラボ作品紹介①


福岡市博物館でしかみられない、アール・ヌーヴォーのガラス作品と館蔵資料とのコラボレーション。作品を展示するまで本当に上手くいくか分からないドキドキの試みでしたが、ガラス作品の所蔵元であるデュッセルドルフ美術館のクロジック館長から「I am speechless. This is so beautiful!」とのお言葉をいただき嬉しい限りです。

多くの来場者から「会場の屏風は誰の作品なの?」というご質問もあり、スピンオフ・バージョンとしてご紹介します。

担当者曰く「柳桜唐美人図屏風といって、金地に柳と桜を描き、その下で唐美人と唐子が遊んでいる、夢のように美しい屏風です。でも作者はいまひとつよく分からないんですよね~。ただ全体の構図や人物の描き方もしっかりしているし、たぶん江戸初期の狩野派の絵師の作品でしょう。」と、いかにも自信なげですが、アールヌーヴォーのガラスとの相性はばっちりのようです。

こちらの作品は、6曲1双のうち右隻が3月6日(日)まで、左隻が3月8日(火)からの公開となっています。

posted by 学芸 河口

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